バクテリア・セラピスト認定研修会に行ってきました

平成24年1月29日(日)、日本アンチエイジング歯科学会主催のバクテリア・セラピスト認定研修会がアートヴィレッジ大崎セントラルタワーにて開催されました。もともと歯科医師のための資格認定研修ですが、学会の松尾会長のご好意で歯科衛生士の私も特別に参加させて頂きました。

105名の先生方とともに、午前中は、松尾会長の『総論:バクテリアセラピーとは』、鶴見大学歯学部臨床教授の武内博朗先生の『ヘルシーライフプロモーション』を、午後は、バイオガイア社のアンダース・サックリソン先生の『プロバイオティクスと予防学』を聴講し、資格認定試験を受けました。

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そもそも、“バクテリアセラピー”とは、人体常在菌の適切な管理とバランスの健常化によって健康維持につなげようという、ヨーロッパで新しく誕生した予防医学です。

では、人体の常在菌って何?となると、人の体の中には重さにして約2kg(大型のペットボトル1本分)の菌が住んでいます。その菌は乳酸菌や納豆菌などのように人の体に有益な働きをする“善玉菌”、ピロリ菌や歯周病菌など人体に害を及ぼす“悪玉菌”、日和見感染症のように体調や免疫力によって善玉にも悪玉にも変わる“日和見菌”に分けられ、その体内の菌種がバランスを崩すと病気になります。

そこで、体内の菌質環境を整えるために、ヨーグルトなどの乳酸菌に代表される“善玉菌”を食品から摂取することで、“善玉菌”が優位になり、消化器系のバランスを改善し、病気の発生を未然に抑えることができるとされています。この“善玉菌”を総称して“プロバイオティクス”と言います。ヨーグルトのCMなどでもよく耳にしませんか?この“プロバイオティクス”にはヨーグルトなどの動物性乳酸菌以外にも、お漬物やキムチなど発酵食の植物性乳酸菌や納豆菌などがあり、日本人は昔から和食を通じて自然に体内のバランスを維持してきたことが理解できます。

ただ、近年は食生活の欧米化や、ストレスの多い生活や運動不足、薬の過剰摂取などで“善玉菌”が住みにくい体質に変化しています。特に口腔内においても、よく歯磨きしているのに虫歯になりやすい、歯肉が腫れたり出血しやすい、口臭が治らないのは何故かとよく患者さんから相談をうけます。口腔内には300から500種類の細菌がいるとされ、そのバランスは咀嚼機能や唾液の分泌量、呼吸法などでも環境が左右されます。もちろん、虫歯や歯周病や噛み合わせの治療と正しい歯磨きや生活習慣が前提ですが、よりよい環境を作る手助けとして、自分にあった“プロバイオティクス”を選び、体内で“善玉菌”を育て、菌質を改善することで健康維持の基礎となる免疫力が高められることを学びました。

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(バイオガイア社の母乳由来の善玉菌“L.ロイテリ菌”1日1錠で2億個の善玉菌が口から腸まで届きます)

お口の健康管理をサポートするとともに、患者様の心身の健康にも何かお手伝いできることがあればなんて素晴らしいことでしょう。

当医院では、歯科ドックで口腔内の虫歯菌の活動検査や、唾液の菌を中和する力を調べる検査、位相差顕微鏡で口腔内の細菌を見てもらい必要な治療を行っています。また、乳酸菌のサプリメントも扱っています。
何か気になることがございましたら、お気軽にお声かけください。

歯科衛生士  横井節子
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東歯科医院
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