「今始める歯科のための認知症講座」に行ってきました

平成27年4月26日(日)、東京医科歯科大学で行われた菊谷武先生のセミナーに参加してきました。

認知症セミナー1

菊谷先生は、昨年末にNHKのクローズアップ現代にて「長寿の鍵は“口”にあり」~口腔ケア最前線~が放映され大変話題になり、当院の患者さんからもよく質問されましたので、今回の聴講はとても楽しみにしていました。

今回のテーマは
「今始める歯科のための認知症講座」
~患者さんと家族のためにできること~

認知症セミナー3

先生の勤務されていた大学病院の専門外来は、全国から紹介の受診患者がほとんどで、その地域住民の受診率は1~2割程度。2025年には28%になる多摩の超高齢化社会の“接触・嚥下を支える”ために、口腔リハビリテーション多摩クリニックを開院された話から、多くのエビデンスと実症例に基づいた講演は新たな勉強になりました。接触・嚥下障害の原疾患は27%が脳梗塞、19%が認知症で、3年間の追跡調査でも437名のうち51名は窒息を発症しているなど。正しい食事の自立を考えないと、まさに死のリスクが高まることを考えさせられました。歯科は認知症の初期の段階を発見できる機関、受診患者がおかしいと思ったら、家族に伝え専門医の受診を勧めることが、早めの治療になり、その症状が軽度ですむこともあることを私達、医療人がまず認知しなければならいと痛感しました。

認知症はあくまで症候群で必ず主たる病名があり、脳血管疾患の脳梗塞や脳出血などによる認知症は進行せず、場合によっては良くなることもあるそうです。反対に、中枢神経変性疾患のアルツハイマー病やレビー小体型認知症、パーキンソン病などは確実に進行し、歯科治療の開始時期や治療内容に充分注意が必要な事を学びました。

人は生きるために食べなくてはなりません。そして、歳を重ねても病をおっても“美味しい物を食べたい”という欲求は変わりませんね。人間だけが授かった素晴らしい咀嚼・嚥下のシステムを脅かす恐ろしい認知症に少しでも歯止めをきかせる、または、どうにか共存し患者さんの“食べる”を最後まで支える歯科衛生士でありたいと強く思う一日でした。
ご教授頂きました菊谷先生と、快く講演に参加させて下さいました院長に心より感謝いたします。

認知症セミナー4
    (恐れ多くも…菊谷武先生とご一緒に)

☆こんなことはありませんか?
・予約を間違えて来院する。
・予約時間の確認の電話が来る。
・予約カードなどを頻繁に忘れる。
・受付でお札を使って会計する。計算が出来ない。
・身なりが汚れている。
・口腔衛生状態が悪化する(意欲の低下、臭覚、味覚の低下)。
・義歯が着脱できない、上下や方向が分らない(空間知識の問題)。

あえてご講演での資料を引用させていただきました。患者さんご本人、もしくはご家族の皆さん、もしこのようなことにふと気づいたら、ご連絡、ご相談ください。

認知症セミナー2

~医療は医科歯科一体で患者の命を守るために~

歯科衛生士 横井
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