高歯会勉強会

百人百様の噛み方が存在するにもかかわらず、歯科治療における補綴物は常に1点ものとなります。ただ見た目を良くする為・隙間を埋める為のものではなく、よく噛める機能的な補綴物の製作のための必要条件として、個人個人のかみあわせを再現することは重要な役割を担っています。
当院では昨年度から、固有の患者様に機能的な入れ歯やかぶせ物を作製していくことを目標にあげ、歯科技工士、歯科衛生士と連携をとって、診療を行っています。

今回、高歯会勉強会にて、デジタル顎運動測定装置を被験者として体験しました。その感想を報告します。

勉強会写真

まず、ヘッドギアを頭部に装着します。この時、装置を眉間や耳の穴に強く押し付けますが、痛みはほとんど感じませんでした。この装置にセンサーが付いていて、もう一つのセンサーと連動し、上下の顎の位置関係を記録していきます。
頭部への装置の装着が完了すると上顎の位置決めを行います。この時使用する材料にシリコン性の咬合採取材を使用しますが、硬化時に思いのほか歯が引っ張られる様な感覚があり、しっかりと噛んでいないとズレそうになります。次いで下顎の運動測定に入ります。
下の歯にあらかじめ製作をしておいたクラッチと言われる装置を装着します。これは直接歯牙に生体用瞬間接着剤にて装着する為、匂いがきついんです。正確なデータを取る為にはセンサーのズレは許されないので、ここはチョッピリ我慢で。センサーを装着したあとは、下顎の色々な運動測定の開始。前方、側方へ歯ぎしりしたり、大きく口を開けたり。ガムを実際に噛みながら行う測定は慣れないと難しいかもしれません。

今回体験してみて、いきなり本番でかみあわせのデータを採得するのでなく、患者様にもご協力いただいて、練習して、クラッチをつけていても普段の噛む位置で噛めるようになってから本番に臨んでいただいたほうが良さそうです。 > > いろいろと顎を動かしてとった患者様固有のデータを歯科技工士が使用する咬合器上に再現することで、はじめて入れ歯やかぶせ物が百人百様の患者様それぞれにピッタリとあうように作製することが可能になります。当院でも順次臨床に導入してゆく予定です。> > > > 実際にモニターを見ながら体験をしてみると、噛み合わせとはこんなにも不安定で、ちょっとしたことでズレてしまうものなのかと実感できました。もし患者様のなかで、当院はもちろん、他院でも構いません、入れ歯やかぶせ物をいれてからなんかかみあわせがしっくりいかないなと感じられたら、ご相談ください。

今回導入された顎運動測定装置は「患者さんの噛みたい位置で補綴物を作る」この一端を担う重要な役割を果たす一助となるでしょう。

                                   歯科医師  千葉
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